自然と野生生物
Nature & Wildlife — Living Ecology of the Valley
Ecology / 生態系
生命が溢れる
谷の生態系
A Thriving Woodland Ecosystem
松谷は、東京近郊に残る貴重な自然林の一つです。350種以上の植物、80種以上の野鳥、多くの哺乳類・昆虫・両生類が生息するこの谷は、都市の中の小さな生物多様性の宝庫です。長年の保護活動により、豊かな生態系が維持されています。
Mammals / 哺乳類
谷に暮らす
野生動物たち
谷の主役ともいえる存在。夜明けと夕暮れ時に松林の草地で見かけることが多く、静かに近づけば間近で観察できます。
夜行性のため日中は巣穴で休んでいます。早朝の薄暗い時間帯に谷の斜面付近で出会えることがあります。
群れで行動し、秋には木の実を求めて活発に動き回ります。人を恐れないので、食べ物を近づけないようご注意ください。
谷上部の草地に生息する孤高のハンター。運が良ければトレイルの途中でその優雅な姿を目にすることができます。

Flora / 植物
340種以上の
植物が生きる谷
松谷では、アカマツ・クロマツの松林を基盤に、コナラ、ミズナラ、モミなどの落葉広葉樹が混在する豊かな森が広がります。林床には多様なシダ植物、苔類、山野草が茂り、立体的な生態系を形成しています。
- 🌿 アカマツ — 谷のシンボル。樹齢300年を超える古木も
- 🌸 ヤマザクラ — 春の谷を彩る山の桜
- 🍀 カタクリ — 春の妖精と呼ばれる希少な山野草
- 🌰 ミズナラ — 秋に豊かなどんぐりを実らせる大木
- 🍄 マツタケ — 秋限定で採れる松林の宝物(採取禁止)
Birds / 野鳥
80種以上の
野鳥が暮らす谷
松谷の空の支配者。春の繁殖期には巣の近くで威嚇的な行動をとることがあるので、区域内でのルール遵守が大切です。
渓流の池に生息する美しい水鳥。オスの華やかな羽色は日本画の題材としても親しまれています。
早朝の松林に美しいさえずりを響かせる夏の渡り鳥。その声は「松谷の目覚まし時計」と呼ばれています。
夜間のトレイルウォーク(特別ガイドツアー)で出会える夜の主。その神秘的な鳴き声は森の夜を彩ります。
"この谷で出会うすべての命は、何百万年もの進化の奇跡だ。私たちはただ、静かに見守る役割を担っている。"
— 山田千鶴子、自然保護部長